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心快
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こころよ
ふりがな文庫
“
心快
(
こころよ
)” の例文
かく言ひつつ彼は
艶々
(
つやつや
)
と
赭
(
あから
)
みたる
鉢割
(
はちわれ
)
の広き額の陰に小く点せる
金壺眼
(
かねつぼまなこ
)
を
心快
(
こころよ
)
げに
瞪
(
みひら
)
きて、妻が例の如く
外套
(
がいとう
)
を
脱
(
ぬが
)
するままに立てり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「それじゃ
心快
(
こころよ
)
く僕の云う事を聞いてくれてもよかろう。自分で不愉快の眼鏡を掛けて世の中を見て、見られる僕らまでを不愉快にする必要はないじゃないか」
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
耳に
心快
(
こころよ
)
ったのか、また心に沁みたのか、やはりイエという少女の肉声の持つ抒情であったろう。竹の子剥ぎの際に感じたのと同じような
恍惚
(
こうこつ
)
を私はこのときにも味わった。
前途なお
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
大口
開
(
あ
)
いて馭者は
心快
(
こころよ
)
げに笑えり。白糸は再び煙管を
仮
(
か
)
りて、のどかに
烟
(
けぶり
)
を吹きつつ
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
快
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
“心”で始まる語句
心
心配
心地
心持
心算
心細
心得
心底
心臓
心許