“心元”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こゝろもと53.8%
こころもと30.8%
むなもと15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふで申上參せ候扨々思ひ掛なく九しるし出拔だしぬけに歸國致し途方に暮參せ候豫々夫婦になり度いのり居候へども此の後は寛々ゆる/\御げんもじも心元こゝろもとなくぞんじ參せ候
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
この際ばかり特に執着のせつなる情を表わす理由は、全く死に伴うた厳重の方式があったためで、旅の別れの哀れな歌にも、かつはこの心元こころもとなさがまじっていたのである。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
引きずって行こうとした、その刹那、どう浪路の片手が動いたか、匕首の、つばまで、心元むなもとを、ぐうッと突ッこまれた五助——
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)