“こころもと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
心許91.7%
心元8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女中のお竹さん、西山の景勝を説くこと極めて詳、ただし湯島近所から雪の山が見えるとはいわないので、少しく心許こころもとなく思う。
白峰の麓 (新字新仮名) / 大下藤次郎(著)
「いかにも、私には三人の連れの者がありました、途中においてその者の姿を見失いたるが故に心許こころもとなく、これまで追いかけて参りました」
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ポッツリと見えて居る燈火をたよりに、心元こころもとなく歩いていた。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
兄さんは心元こころもとなさそうな返事をしました。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)