“朝令暮改”の読み方と例文
読み方割合
ちょうれいぼかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
全文は七箇条、このほかにも、朝令暮改ちょうれいぼかいへいやら、賞罰の不明朗やら、吉野朝廷の君臣には、とにかく痛いところをついている。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分の知る限りでは時々の政府の科学的理解のない官僚の気まぐれなその日その日の御都合による朝令暮改ちょうれいぼかいの嵐にこの調査の系統が吹き乱される憂いが多分にあった。
新春偶語 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
さるを……手のひら返すごとく、逆賊とよび、王軍をくだして討たんなどとは、それこそ朝廷の不見識、朝令暮改ちょうれいぼかいのたのみなさを、われから世へあかすでなくてなんであろう。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)