“木皿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きざら75.0%
がさ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信長はまた健啖けんたんだった。茶室でも一通り満腹したろうに、広間へ移ってからも、彼の前に供えられる木皿きざら高坏たかつきはみなからになってゆく。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それからおなものをもうひと主人しゆじんまへいて、一口ひとくちもものをはずに退がつた。木皿きざらうへには護謨毬ごむまりほどなおほきな田舍饅頭ゐなかまんぢゆうひとせてあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
念仏百万遍を唱えたものにだけ米を木皿がさに一杯、水を茶碗に一杯やると触れだした。
重吉漂流紀聞 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)