“あらため”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
69.2%
檢査7.7%
改良7.7%
検問7.7%
檢視7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大目付御用遠国鉄砲あらため、という切手の名目や、若年寄の連判など、かれらは見るのがまれなので、半ば恐ろしく半ば信じ兼ねるといったようすであった。
風流太平記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
よばれ白子屋家内を檢査あらため清三郎をとらへ來れと下知せられしかば同心馳行はせゆき檢査あらためしに清三郎は逐電ちくでんせし樣子なれど道具だうぐうち斯樣の品ありしと其品々を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其時越前守殿かさねて彌吉夫婦に向はれ汝等いまだ菊を疑ふ樣子ある故つぶさに申聞すべし我菊がしうとめの死骸を檢査あらためさするついで家探やさがしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「ただわたしと致しまして、即刻そっこく改良あらためて貰いたいことが、幾個いくつかあるのでございます」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「ところでこれまではその関係あいだがらが主人と家来でございました。殿様と奴隷でございました。でもそれは理窟に合いませぬ。そうして古うございます。そうですふる制度しきたりです。改良あらためなければなりません」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
といって、あれ以来牢城役所では四どうの街道口に関所を結び、ありも通さぬ検問あらためのきびしさとか。しかしまあ私にまかせて、ひとまず山東さんとうのほうへ落ちのびてください。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
申立けるに大岡殿其方とも死骸しがい檢視あらためせつさだめて立合たるなるべし其の死骸しがいに今憑司が申た通り彫物疵ほりものきずありしやと尋ねらるゝ兩人ヘイ力と云ふ字が彫付ほりつけて有しと云立るに女の方は如何じや此方にもき込し事あればいつはりを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)