“けんさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
検査50.0%
檢査42.9%
権詐7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かの女はいまおくり物を検査けんさするために、小屋の中へはいって行った。一つ一つ見つけては、かの女は歓喜かんきのさけび声を立てた。
現在いまでもそんなことで油斷ゆだんらぬ、村落むら貧乏びんばふしたから荷車にぐるまばかりえてうまつてしまつたが荷車にぐるま檢査けんさつておどろいたなどといふことや
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
十六日の口書くちがき、三奉行の権詐けんさわれ死地しちかんとするを知り、ってさらに生をこいねがうの心なし、これまた平生へいぜい学問のとくしかるなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
誣服は吾あえて受けんや。ここを以て十六日書判の席に臨んで、石谷、池田の両奉行と大いに争弁す。吾あえて一死を惜しまんや、両奉行の権詐けんさに伏せざるなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)