“死地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しち83.3%
こゝでしす16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十六日の口書くちがき、三奉行の権詐けんさわれ死地しちかんとするを知り、ってさらに生をこいねがうの心なし、これまた平生へいぜい学問のとくしかるなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ねずみは、しっかりと柄杓ひしゃくにつかまって、かきがりました。そして、やっと死地しちからのがれたのであります。
ねずみとバケツの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
老夫らうふいはく、人の心は物にふれてかはるもの也、はじめ熊にあひし時はもはや死地こゝでしす事と覚悟かくごをばきはめ命もをしくなかりしが、熊にたすけられてのちは次第しだいに命がをしくなり