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検査
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けんさ
ふりがな文庫
“
検査
(
けんさ
)” の例文
旧字:
檢査
桟橋
(
さんばし
)
に
出
(
で
)
て
見
(
み
)
ると、がらんとした
大桟橋
(
だいさんばし
)
の
上屋
(
うはや
)
の
下
(
した
)
に、三つ四つ
卓子
(
テーブル
)
を
列
(
なら
)
べて、
税関
(
ぜいくわん
)
の
役人
(
やくにん
)
が
蝋燭
(
らふそく
)
の
光
(
ひかり
)
で
手荷物
(
てにもつ
)
の
検査
(
けんさ
)
をして
居
(
ゐ
)
る。
検疫と荷物検査
(新字旧仮名)
/
杉村楚人冠
(著)
かの女はいまおくり物を
検査
(
けんさ
)
するために、小屋の中へはいって行った。一つ一つ見つけては、かの女は
歓喜
(
かんき
)
のさけび声を立てた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
お祭りだというので、いつものように
役人
(
やくにん
)
は牢屋の中を見まわりにもこないし、
部屋
(
へや
)
の
検査
(
けんさ
)
もされず、
酒
(
さけ
)
を持ちこむのも、おおめに見られていたのです。
百姓マレイ
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
中には
不思議
(
ふしぎ
)
に思う者もあって、
舞台
(
ぶたい
)
を
調
(
しら
)
べてみたり、人形を
検査
(
けんさ
)
したりしました。
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
四人は洞穴を
検査
(
けんさ
)
して外へ出ると、フハンはまたもや狂気のごとく走った、それについて川をくだると、大きなぶなの木の下に、一
堆
(
たい
)
の白骨があった。これこそ洞穴の主人の
遺骸
(
いがい
)
であろう。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
▼ もっと見る
シューラの
身体
(
からだ
)
はぐるぐる
廻
(
まわ
)
されたり、
探
(
さぐ
)
りちらかされたりして、
隈
(
くま
)
なく
検査
(
けんさ
)
された。おまけに少しずつ
裸
(
はだか
)
にされた。
小使
(
こづかい
)
は
長靴
(
ながぐつ
)
をぬがして、ふるって見た。万一のために、
靴下
(
くつした
)
もはいでみた。
身体検査
(新字新仮名)
/
フョードル・ソログープ
(著)
牛乳
(
ぎゅうにゅう
)
の
検査
(
けんさ
)
夏 第百二十三 牛乳の検査
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
かれらはまぶたをばちばち動かすだけで、わたしたちがしつっこく
検査
(
けんさ
)
するままに
任
(
まか
)
せていた。一時間もかかって調べたのち、わたしたちは十七頭気にいったのを見つけた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
税関附
(
ぜいくわんづき
)
の
官吏
(
くわんり
)
が
来
(
き
)
て、
大蔵省
(
おほくらしやう
)
から
桑港税関長
(
さうかうぜいくわんちやう
)
へ
宛
(
あ
)
てた
書面
(
しよめん
)
の
写
(
うつし
)
を
呉
(
く
)
れる。
見
(
み
)
ると、一
周会員
(
しうくわいいん
)
の
荷物
(
にもつ
)
は
東京駐剳大使
(
とうきやうちうさつたいし
)
の
照会
(
せうくわい
)
があつたので、一々
検査
(
けんさ
)
を
加
(
くは
)
ふるに
及
(
およ
)
ばぬとの
内訓
(
ないくん
)
である。
検疫と荷物検査
(新字旧仮名)
/
杉村楚人冠
(著)
検
常用漢字
小5
部首:⽊
12画
査
常用漢字
小5
部首:⽊
9画
“検査”で始まる語句
検査場
検査法