“大蔵省”のいろいろな読み方と例文
旧字:大藏省
読み方割合
おおくらしょう50.0%
おほくらしやう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いいや。とにかく、といっては失礼ですが、とにかく大蔵省おおくらしょうの高等官です。お殿様はせめて高等官ぐらいの家庭でなければこまるとおっしゃいます」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
内藤さんは大蔵省おおくらしょうへ勤めている。高等官だけれど、上の方でないからけっしてぜいたくはできない。そうかといって生活に不自由を感じるほどのびんぼうでもない。
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
税関附ぜいくわんづき官吏くわんりて、大蔵省おほくらしやうから桑港税関長さうかうぜいくわんちやうてた書面しよめんうつしれる。ると、一周会員しうくわいいん荷物にもつ東京駐剳大使とうきやうちうさつたいし照会せうくわいがあつたので、一々検査けんさくはふるにおよばぬとの内訓ないくんである。
検疫と荷物検査 (新字旧仮名) / 杉村楚人冠(著)