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多福
ふりがな文庫
“多福”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
たふく
75.0%
かめ
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たふく
(逆引き)
ところが日本では観音様をはじめとして、お
多福
(
たふく
)
、能の面、もっとも著しいのは
浮世絵
(
うきよえ
)
にあらわれた美人、ことごとく細い。みんな象に似ている。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その日になれば
男女
(
なんにょ
)
の
乞食
(
こじき
)
ども、女はお
多福
(
たふく
)
の面を
被
(
かぶ
)
り、男は顔手足
総
(
すべ
)
て真赤に塗り額に縄の角を結び手には竹のささらを持ちて鬼にいでたちたり。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
多福(たふく)の例文をもっと
(6作品)
見る
かめ
(逆引き)
市五郎は不意に立ち上がると、サッと逃げ出そうとしましたが、それより早く身を起したお
多福
(
かめ
)
の男は、飛付いて
確
(
しか
)
と襟髪を掴んでしまいました。
銭形平次捕物控:017 赤い紐
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
お
多福
(
かめ
)
さんとタチヤナ姫と、ただの女と——そう! どう思い返してもこう呼ぶのがいい——が流行の
波斯縁
(
ペルシャぶち
)
の揃いの服で、日
覆
(
よ
)
けの深いキャフェの奥に席を取った。遊び女だ。
巴里のキャフェ
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
多福(かめ)の例文をもっと
(2作品)
見る
多
常用漢字
小2
部首:⼣
6画
福
常用漢字
小3
部首:⽰
13画
“多福”で始まる語句
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多福風
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“多福”のふりがなが多い著者
江戸川乱歩
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森鴎外
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坂口安吾
野村胡堂