“たふく”の漢字の書き方と例文
語句割合
多福100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
して、このお多福たふくめえ、気に入らねえけったいな女詩人だと言ったら……
小さな部屋 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
きっとほかに美しい娘さんもおありでしょうし、もしそうでないとしましても、私の様なこのお多福たふくが、どうまあ一生可愛がってもらえよう、などと色々取越とりこし苦労もしますれば、従ってお友達だとか
人でなしの恋 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
枕元を見ると箱の上に一寸ばかりの人形が沢山並んでゐる、その中にはお多福たふく大黒だいこく恵比寿えびす福助ふくすけ裸子はだかごも招き猫もあつて皆笑顔をつくつてゐる。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)