“好機”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よきをり20.0%
しお20.0%
しつくり20.0%
まんま20.0%
チャンス20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
云送らんと艷書ふみに認め懷中しつゝ好機よきをりもあらばお浪に渡さんものと來るたびごとうかゞひ居けれ共其ひまのあらざればむなしく光陰つきひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
大原家の混雑は知るによしなし、中川家にては大原の去りたる後広海子爵が他人のおらぬを好機しおとして主人を対手あいてに結婚問題の研究を始めたり。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
脾腹ひばら突込つゝこみぐつと一ゑぐりゑぐりし時重四郎は荼比所だびしよ火影ひかげかほ見逢みあはせヤア三五郎か重四郎殿好機しつくり參つて重疊々々ちようでふ/\扨此樣子は先刻さつき用事ようじあつて貴殿の宅へ參りし所何か人聲がする故樣子有んとうかゞへば金兵衞が子分共こぶんども我を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
却てとく畔倉重四郎は小篠堤をざさづつみにて穀屋平兵衞を殺害せつがいし百兩の金子を奪ひ取り其上富右衞門に罪を負せ事落着らくちやくして富右衞門は御仕置しおきおこなはれけるにぞ我が奸計かんけい好機まんまと行しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
緑いろの羅紗を張った長方形の卓子テーブルのうえでは、丁抹鰻デンマークうなぎのようにすべっこい皮膚をもった好機チャンスの女神——このお方は、しじゅうあの大刈入れ鎌を手にしてる死神のタイピストなんだが
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)