“チャンス”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
機会79.2%
偶然8.3%
仕事口4.2%
好機4.2%
機因4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ルーレットのモナコ、悪徳の町、三十九の機会の町、妾の運命、そんなとりとめのない頽廃した意思が妾を支配していたのです。
バルザックの寝巻姿 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
さう思ふと同時に、不思議な偶然の向うには、思ひがけない幸福でもが、潜んでゐるやうに思はれて、先刻まで凋れかへつてゐた美奈子の心は、別人のやうに晴れやかに、弾んで来た。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
死損いの坂本を助ける為めに折角乗った此の船——しかも仲々仕事口のない此頃、望んでも又と得られない好地位を見捨てて——船を降りなければならないのが不満で仕様がなかった。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
緑いろの羅紗を張った長方形の卓子のうえでは、丁抹鰻のようにっこい皮膚をもった好機の女神——このお方は、しじゅうあの大刈入れ鎌を手にしてる死神のタイピストなんだが
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
そこにだけ、自分が自分である機因も、理由もある。そこをはなれるのは、自分が自分をやめ、自分を去ることを意味している。私はそう思っていた。
愛のごとく (新字新仮名) / 山川方夫(著)