“ひょっと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
万一84.6%
偶然15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
危なく声を立てようとして、待てしばし、万一ひょっと敵だったら、其の時は如何どうする? この苦しみに輪を掛けた新聞で読んでさえかみ弥竪よだちそうな目におうもしれぬ。
しかし万一ひょっともし盗んでいたとすると放下うっちゃって置いてはあとが悪かろうとも思ったが、一度見られたら
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
一思ひとおもいに死だと思わせて置きたいな。そうでもない偶然ひょっとおれが三日も四日も藻掻もがいていたと知れたら……
それでも葛籠を明けて中から出る品物がえらい紋付や熨斗目のしめぬい裲襠うちかけでもあると、う云う貧乏長屋に有る物でないと云う処から、偶然ひょっとして足を附けられてはならんから
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)