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さいわい
ふりがな文庫
“
福
(
さいわい
)” の例文
心の清き者は
福
(
さいわい
)
なり、何故なればと云えば其人は神を見ることを得べければなりとある、何処でかと云うに、勿論
現世
(
このよ
)
ではない
聖書の読方:来世を背景として読むべし
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
「貧しき者は
福
(
さいわい
)
なり」「
哀
(
かなし
)
む者は福なり」「柔和なる者は福なり」「
矜恤
(
あわれみ
)
する者は福なり」「
平和
(
やわらぎ
)
を求むる者は福なり」
銀三十枚
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
孝陵の山川は其の
故
(
もと
)
に因れとは、土木を起す勿れとなり。嫁娶を妨ぐる勿れとは、民をして
福
(
さいわい
)
あらしめんとなり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
今考えて見るとナカ/\
巧者
(
こうしゃ
)
だったが、その頃の我輩は徹頭徹尾迷惑した。しかし物は考えようさ。
禍
(
わざわい
)
を転じて
福
(
さいわい
)
にするように心掛けなければいけない。
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「ええ、これは
禍
(
わざわい
)
を転じて
福
(
さいわい
)
とする代りに、福を転じて禍とする、
縁起
(
えんぎ
)
の悪い聖母だと云う事ですよ。」
黒衣聖母
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
ああ、恋よ、恋よ! 恋するものには何事も許されるのだ! なぜなれば、恋とは人類愛の結晶でありまして、聖書にも「愛するものは
福
(
さいわい
)
なり」と書かれてあるではございませんか。
ノンシャラン道中記:01 八人の小悪魔
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
この男はなんの
楽
(
たのしみ
)
にも飽かず、なんの
福
(
さいわい
)
にも安んぜず
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
悩める者、貧しき者は
福
(
さいわい
)
なるかな。
ある思想家の手紙
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
古来、「天道は淫に
禍
(
わざわい
)
し善に
福
(
さいわい
)
す」
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
来世に関する聖書の記事は之れを
心霊化
(
スピリチュアライズ
)
せんとする、「心の貧しき者は
福
(
さいわい
)
なり、天国は即ち其人の
有
(
もの
)
なれば也」
聖書の読方:来世を背景として読むべし
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
然ういう折からは不思議にいつもこの晩の帰りが胸に浮んで来る。
禍
(
わざわい
)
の裏は
福
(
さいわい
)
、暗の裏は光だ。親父にかぶれて諺を使うようだけれど。僕は然う考えて諦めをつける。
勝ち運負け運
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
中外文武臣僚、心を同じゅうして
輔祐
(
ほゆう
)
し、
以
(
もっ
)
て
吾
(
わ
)
が民を
福
(
さいわい
)
せよ、といえるは、文武臣僚の中、心を同じゅうせざる者あるを
懼
(
おそ
)
るゝに似たり。太祖の心、それ安んぜざる有る
耶
(
か
)
、
非
(
ひ
)
耶
(
か
)
。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
死ぬる人間のわたくし共は、
福
(
さいわい
)
でも禍でも、8585
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
哀
(
かなし
)
む者は
福
(
さいわい
)
なり、其故如何?
将
(
ま
)
さに現われんとする天国に於て其人は
安慰
(
なぐさめ
)
を得べければ也とのことである。
聖書の読方:来世を背景として読むべし
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
今万物自然の理を
得
(
う
)
、
其
(
そ
)
れ
奚
(
いずく
)
んぞ哀念かこれ有らん。皇太孫
允炆
(
いんぶん
)
、仁明孝友にして、天下心を帰す、
宜
(
よろ
)
しく大位に登るべし。中外文武臣僚、心を同じゅうして
輔祐
(
ほゆう
)
し、
以
(
もっ
)
て
吾
(
わ
)
が民を
福
(
さいわい
)
せよ。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「
禍
(
わざわい
)
を転じて
福
(
さいわい
)
となす。兵法の極意はこの辺にあります。
如何
(
いかが
)
ですかな?」
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
福
(
さいわい
)
をも禍に転じまいものではない。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
と私は
禍
(
わざわい
)
を転じて
福
(
さいわい
)
と為すことに努めた。社長もこれに満足したと見えて
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
神は愛するほどその子を苦しめ賜うがごとし、汝の苦しめらるるは汝神に愛せらるるの証なり、忍びて
試誘
(
こころみ
)
を受くる者は
福
(
さいわい
)
なり、そはこころみを経て善とせらるる時は生命の
冕
(
かんむり
)
を受くべければなり
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
「
天道
(
てんどう
)
善
(
ぜん
)
に
福
(
さいわい
)
し
悪
(
あく
)
に
禍
(
わざわい
)
す。きみの忠誠は大丈夫天に通じています」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
福
常用漢字
小3
部首:⽰
13画
“福”を含む語句
幸福
幸福者
祝福
福田
有福
大福餅
福助
福寿草
子福者
福々
福祉
福州
聖福寺
福渡戸
冥福
福岡
福禄寿
多福
福井
慶福
...