“肇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はじ50.0%
はじめ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内典ほとけのみのり興隆おこさむとおもふ。方将まさ寺刹てらを建てむときに、はじめて舎利を求めき、時に、汝が祖父司馬達等しばたちと便すなわち舎利をたてまつりき。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
大日本帝国はじまってこのかたほとんど三千年を経ましたけれども今始めてかと思いますと何となく有難き感に打たれて、われ知らず涙がこぼれました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
私は通学の際にはたいてい近所に住んでいるはじめさんという子と誘い合わせて行った。ときには、はじめさんの妹ののぶちゃんと行くこともあった。二人とも私の竹馬ちくばの友である。
桜林 (新字新仮名) / 小山清(著)
同じ事許り繰返していふ樣だが、實際どうも、はじめさんの爲方やりかたにや困つて了ふね。
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)