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肇
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はじ
ふりがな文庫
“
肇
(
はじ
)” の例文
朕
(
あ
)
れ
内典
(
ほとけのみのり
)
を
興隆
(
おこ
)
さむと
欲
(
おも
)
ふ。
方将
(
まさ
)
に
寺刹
(
てら
)
を建てむときに、
肇
(
はじ
)
めて舎利を求めき、時に、汝が祖父
司馬達等
(
しばたちと
)
便
(
すなわ
)
ち舎利を
献
(
たてまつ
)
りき。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
大日本帝国
肇
(
はじ
)
まってこのかたほとんど三千年を経ましたけれども今始めてかと思いますと何となく有難き感に打たれて、われ知らず涙が
溢
(
こぼ
)
れました。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
“始めに言葉あり”だが、個人にとっては、記憶の最初が、自分の歴史の
肇
(
はじ
)
めと考えるほかはない。記憶以前は、すべて個人の太古で、いわば赤ン坊の
神代
(
かみよ
)
である。
忘れ残りの記:――四半自叙伝――
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
伏
(
ふ
)
して
以
(
おも
)
う、
混淪
(
こんりん
)
の二気、初めて天地の形を分つや、高下三歳、鬼神の数を列せず。中古より降って始めて多端を
肇
(
はじ
)
む。
幣帛
(
へいはく
)
を焚いて以て神に通じ、経文を誦して以て仏に
諂
(
へつら
)
う。
令狐生冥夢録
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
肇
漢検準1級
部首:⾀
14画
“肇”を含む語句
肇国
伝肇寺
謝肇淛
肇國
河上肇
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御肇国天皇
時田肇
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