“肇国”のいろいろな読み方と例文
旧字:肇國
読み方割合
ちょうこく40.0%
はつくに20.0%
てうこく20.0%
ハツクニ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昭和十六年一月十四日閣議決定の発表に「肇国ちょうこくの精神に反し、皇国の主権を晦冥かいめいならしむるおそれあるが如き国家連合理論等は之を許さず」
戦争史大観 (新字新仮名) / 石原莞爾(著)
はるかなり我が肇国はつくに
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
我々は、先祖以来二千六百年来の皇恩を思ひ、現在日本国民たるの多幸を思はば、一致団結、今次の大業のために、身命を捧げ、以て二千六百年肇国てうこく以来の皇謨くわうぼを扶翼し奉るべきであると思ふ。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
此は、昔の人の思考の法則から見て、極めて自然な事である。だから、時間なんかは勿論、いつでも超越してゐた。譬へば、神武天皇も、崇神天皇も、共に「肇国ハツクニしろす天皇」である。
神道に現れた民族論理 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)