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肇
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はじめ
ふりがな文庫
“
肇
(
はじめ
)” の例文
私は通学の際にはたいてい近所に住んでいる
肇
(
はじめ
)
さんという子と誘い合わせて行った。ときには、はじめさんの妹ののぶちゃんと行くこともあった。二人とも私の
竹馬
(
ちくば
)
の友である。
桜林
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
同じ事許り繰返していふ樣だが、實際
怎
(
どう
)
も、
肇
(
はじめ
)
さんの
爲方
(
やりかた
)
にや困つて了ふね。
漂泊
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
正月下旬、
千種有文
(
ちぐさありふみ
)
の家来賀川
肇
(
はじめ
)
を襲撃した中にもいたというし、つい先頃の
足利尊氏
(
あしかがたかうじ
)
の木像
梟首
(
きょうしゅ
)
事件にも、
関
(
かか
)
わっていたという風説がある。学問好きで、そんな実行家じゃないと思ったが
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あの——笹原の
肇
(
はじめ
)
って云うんです。
千世子(三)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
肇
漢検準1級
部首:⾀
14画
“肇”を含む語句
肇国
伝肇寺
謝肇淛
肇國
河上肇
僧肇
元田肇
尾藤孝肇
御肇国天皇
時田肇
肇国論
肇慶
肇輯