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凶相
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きょうそう
ふりがな文庫
“
凶相
(
きょうそう
)” の例文
ひとたび勝敗の地を
更
(
か
)
えて逆転した陣容というものは、それほど危険な
凶相
(
きょうそう
)
を呈していた。しかし謙信の面にはなお
余裕
(
よゆう
)
が見えた。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「あのお方の
相貌
(
そうぼう
)
には、主君をも冒しかねない
叛骨
(
はんこつ
)
が
窺
(
うかが
)
われると……非常な
凶相
(
きょうそう
)
だと申しおりましたそうです」
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
山城国
(
やましろのくに
)
あたりですらすでにそんな
凶相
(
きょうそう
)
があらわれ出した以上、これからかかる伊賀山中の
柘植
(
つげ
)
地方や
加太越
(
かぶとご
)
えあたりの間道はその危ないこと、思いやらるるものがある。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「気のどくだが智に溺るる智者の相だと。しかも上を
剋
(
こく
)
す
凶相
(
きょうそう
)
が見えると」
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“凶相”の意味
《名詞》
占いで不吉な運勢。
人相が悪いこと。凶悪な人相。
(出典:Wiktionary)
凶
常用漢字
中学
部首:⼐
4画
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
“凶”で始まる語句
凶
凶事
凶兆
凶器
凶悪
凶報
凶作
凶変
凶暴
凶歉