“柘植”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つげ94.7%
ボクスッド5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、とにかく二人がこうして虎の口から助かったのは、あの渡辺の甥とかいう柘植つげ三之丞のおかげであったことに間違いはない。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
眺め飽かぬ鈴鹿山脈の溪谷を横斷して汽車が伊賀の國境を踰えると、すぐ柘植つげの驛がある。芭蕉はこの柘植で生まれたといふことである。
伊賀国 (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)
土人のロサチの見つけて来たスアガという柘植ボクスッドのような木を焼いたのは、立派な木炭チアコールになる。
令嬢エミーラの日記 (新字新仮名) / 橘外男(著)