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『伊賀国』
ふりがな文庫
『
伊賀国
(
いがのくに
)
』
伊賀國は小國であるけれども、この國に入るには何方からゆくにも相應に深い山を踰えねばならぬ。自分はいつも汽車の中に安坐しながら、此の國を通過するのであるが、西から木津川の溪谷を溯つて來るのもいゝし、東から鈴鹿山脈を横斷して南畫めいた溪山の間を …
著者
近松秋江
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
饒
(
ふか
)
況
(
いは
)
幽邃
(
いうすゐ
)
夙
(
つと
)
憾
(
うら
)
柘植
(
つげ
)
踰
(
こ
)
鳥羽
(
とば
)