トップ
>
『恋をしに行く(「女体」につゞく)』
ふりがな文庫
『
恋をしに行く(「女体」につゞく)
(
こいをしにいく(「にょたい」につづく)
)
』
谷村は駅前まで行つて引返してきた。前もつて藤子にだけ話しておかうと思つたのである。彼は藤子の意見がきゝたかつた。彼は自信がなかつたのだ。そして藤子の口から自信へのいと口をつかみだしたいといふのである。 谷村は信子に愛の告白に行く途中であつた …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新潮 第四四巻第一号」1947(昭和22)年1月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約36分(500文字/分)
朗読目安時間
約60分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
音
(
シラブル
)
俯伏
(
うつぶ
)
拳
(
こぶし
)
曾
(
かつ
)
歴々
(
ありあり
)
溌剌
(
はつらつ
)
狂譟
(
きょうそう
)
譫言
(
うわごと
)
遁
(
のが
)