『白雪姫』
ある夏、阿曽祐吉という男が、新婚匆々の細君を携帯して、アルプスのシャモニーへ煙霞の旅としゃれたのはよかったが、合卺の夢もまだ浅い新妻が、ネヴェという質のわるい濡れ雪を踏みそくなって、底知れぬ氷河の割目に嚥みこまれてしまった。 それはモン・ブ …
著者 | 久生十蘭 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約22分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約36分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
磨
争
能
端
割目
歪
象徴
質
綰
翻然
褶曲
要石
狭間
転石
連繋
開裂
雨後
面
驟雨
髄
黄昏
琅玕
煙霞
漉
漂石
棄却
恰好
復氷
後
彷彿
山気
多寡
合卺
劫
剣呑
削
刷
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