“要石”の読み方と例文
読み方割合
かなめいし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その目的を以て田山白雲は、要石かなめいしから潮宮いたのみや高間たかまの原の鬼塚、末無川すえなしがわのいわゆる鹿島の七不思議を見て、下津おりつの浜まで来てしまいました。
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
電気単位に関する国際的会議のいきさつはここには略するが、この問題に関してレーリーの仕事が重要な要石かなめいしとなったことは明らかである。
レーリー卿(Lord Rayleigh) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
ゆえに、その問題は宇宙の大問題でありて、鹿島の要石かなめいしと同じく、底の知れない問題である。いな、要石の底は知れても、この問題だけは知ることがむつかしい。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)