“かなめいし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
要石90.0%
冠頂石10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆえに、その問題は宇宙の大問題でありて、鹿島の要石かなめいしと同じく、底の知れない問題である。いな、要石の底は知れても、この問題だけは知ることがむつかしい。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
茨城県鹿島かしま神社の境内に要石かなめいしという石がある。地上には丸っこい頭だけが出ているが、全部掘り出したら、多分石器時代の石棒に似た形のものではないかと想像される。
地震なまず (新字新仮名) / 武者金吉(著)
門の左側の支柱の下の方の石に、冠頂石かなめいしの穴のようなかなり大きい丸い穴があったので、旅人は身をかがめてそれをながめてみた。その時とびらが開いて一人の百姓女が出てきた。