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朝凪
ふりがな文庫
“朝凪”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あさなぎ
73.3%
あさな
26.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あさなぎ
(逆引き)
とろりと白い
脂
(
あぶら
)
を流したような
朝凪
(
あさなぎ
)
の海の彼方、水平線上に一本の線が横たわる。これがヤルート
環礁
(
かんしょう
)
の最初の
瞥見
(
べっけん
)
である。
環礁:――ミクロネシヤ巡島記抄――
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
伊勢の海は静かな海で、ことにこれより北へかけての阿漕ヶ浦は、その
夕凪
(
ゆうなぎ
)
と
朝凪
(
あさなぎ
)
とで名を得た海であります。
大菩薩峠:06 間の山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
朝凪(あさなぎ)の例文をもっと
(11作品)
見る
あさな
(逆引き)
朝凪
(
あさな
)
ぎながら海近い空気の冷たさであったのか。こめかみがうずくような
清冽
(
せいれつ
)
なものに打たれ、立ちどまって深い呼吸をはきだした。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
丁度
引汐
(
ひきしお
)
時で、
朝凪
(
あさな
)
ぎの
小波
(
さざなみ
)
が、穴の入口に寄せては返す度毎に、中から海草やごもくなどが、少しずつ流れ出していたが、それに混って
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
朝凪(あさな)の例文をもっと
(4作品)
見る
朝
常用漢字
小2
部首:⽉
12画
凪
漢検準1級
部首:⼏
6画
“朝”で始まる語句
朝
朝夕
朝飯
朝臣
朝餉
朝日
朝食
朝靄
朝陽
朝鮮
“朝凪”のふりがなが多い著者
本庄陸男
中勘助
中里介山
中島敦
泉鏡花
北原白秋
江戸川乱歩
吉川英治
森鴎外
夢野久作