地平はて)” の例文
ラシイヌは河岸を米租界の方へ耳をかしげながら歩いて行った。そのうちに焼けただれた砲弾のような太陽がグルグル廻りながら、平野の地平はてへ没してしまって、間もなく四辺あたりは暗くなった。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)