“渦紋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かもん70.0%
うずもん10.0%
うづ10.0%
うづもん10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてそのままじっと鉄びんから立つ湯気ゆげが電燈の光の中に多様な渦紋かもんを描いては消え描いては消えするのを見つめていた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
埴輪はにわもここより出づ。また石斧石刀の類も出づ。蓮台野には蝦夷銭えぞせんとて土にて銭の形をしたる径二寸ほどの物多く出づ。これには単純なる渦紋うずもんなどの模様あり。字ホウリョウには丸玉・管玉くだたまも出づ。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
湖水全體が一團となつて恐ろしい大きな渦紋うづを卷くかと思はれる。恐ろしい唸り聲を立てるかと思はれる。周圍を繞らしてゐる崖を削り、突裂いても、脱れ出る途の方へ向ふ。
霧の旅 (旧字旧仮名) / 吉江喬松(著)
埴輪はにわもここより出づ。また石斧・石刀の類も出づ。蓮台野には蝦夷銭とて土にて銭の形をしたる径二寸ほどの物多く出づ。これには単純なる渦紋うづもんなどの模様あり。字ホウリヤウには丸玉・管玉も出づ。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)