“夏蠶”の読み方と例文
新字:夏蚕
読み方割合
なつこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
桑の葉の蒸されたやうな香ひと、上簇期じやうぞくきに近い夏蠶なつこの臭ひとが、家々の戸口からもれて、路上に漂つてゐた。
霧の旅 (旧字旧仮名) / 吉江喬松(著)