土堤つつみ)” の例文
それがしどもの持口は、たとえば洪水に当る土堤つつみのようなもの。敵十万の怒濤は、どこを切るや分りませぬ。さある場合は、自分の持分においては、城を枕に討死あるのみです。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)