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依然
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やはり
ふりがな文庫
“
依然
(
やはり
)” の例文
恁な
變樣
(
かはりやう
)
をする位なら、寧ろ
依然
(
やはり
)
『眠れる都會』であつて呉れた方が、自分並びに『美しい追憶の都』のために祝すべきであるのだ。
葬列
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
すると筑波は「久しゅう逢わなんだねえ
光
(
みい
)
ちゃん。
何様
(
どう
)
したんだえ。よう帰ってお出でだ」と云いそうに
依然
(
やはり
)
ゆったりとして気高く清く眺められた。
漁師の娘
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
お杉は
依然
(
やはり
)
笑って答えず、腰にぶら下げた皮袋から
山毛欅
(
ぶな
)
の実を
把出
(
とりだ
)
して、生のままで悠々と
咬
(
かじ
)
り初めた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
アンドレイ、エヒミチは
依然
(
やはり
)
相手
(
あひて
)
の
顏
(
かほ
)
を
見
(
み
)
ずに、
知識
(
ちしき
)
ある
者
(
もの
)
の
話計
(
はなしばか
)
りを
續
(
つゞ
)
ける、ミハイル、アウエリヤヌヰチは
注意
(
ちゆうい
)
して
聽
(
き
)
いてゐながら『
其
(
そ
)
れは
眞實
(
まつたく
)
です。』と、
其
(
そ
)
れ
計
(
ばか
)
りを
繰返
(
くりかへ
)
してゐた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
恁
(
こん
)
な
変様
(
かはりやう
)
をする位なら、寧ろ
依然
(
やはり
)
『眠れる都会』であつて呉れた方が、自分並びに『美しい追憶の都』のために祝すべきであるのだ。
葬列
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
漸々
(
やう/\
)
開園式が濟んだ許りの、文明的な、
整然
(
きちん
)
とした、別に俗氣のない、そして
依然
(
やはり
)
昔と同じ美しい遠景を備へた此新公園が、少からず自分の氣に入つたからである。
葬列
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
漸々
(
やうやう
)
開園式が済んだ許りの、文明的な、
整然
(
きちん
)
とした、別に俗気のない、そして
依然
(
やはり
)
昔と同じ美しい遠景を備へた此新公園が、少からず自分の気に入つたからである。
葬列
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
依
常用漢字
中学
部首:⼈
8画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“依然”で始まる語句
依然不変旧疎狂