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把出
ふりがな文庫
“把出”の読み方と例文
読み方
割合
とりだ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とりだ
(逆引き)
「どうも
文字
(
もじ
)
のようですな。」と、巡査が
顧
(
みかえ
)
ると、忠一は黙って
首肯
(
うなず
)
いたが、
軈
(
やが
)
て
衣兜
(
かくし
)
から手帳を
把出
(
とりだ
)
して、一々これを写し始めた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
お葉は
其
(
そ
)
の洋盃を取って、一息に
喁
(
ぐっ
)
と飲み干した。重太郎は眼を丸くして眺めていたが、やがて
懐中
(
ふところ
)
から椿の
折枝
(
おりえだ
)
を
把出
(
とりだ
)
して見せた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「
若
(
もし
)
や
山𤢖
(
やまわろ
)
か。」と、市郎は
咄嗟
(
とっさ
)
に思い付いた。で、
先
(
ま
)
ず
其
(
その
)
正体を見定める為に、
袂
(
たもと
)
から
燐寸
(
まっち
)
を
把出
(
とりだ
)
して、慌てて二三本
擦
(
す
)
った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
把出(とりだ)の例文をもっと
(1作品)
見る
把
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“把”で始まる語句
把
把手
把握
把持
把捉
把柄
把頭
把栗
把直
把持者