“有害”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いうがい50.0%
ゆうがい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
窃盜せつたう姦淫かんいん詐欺さぎうへてられてゐるのだ。であるから、病院びやうゐん依然いぜんとして、まち住民ぢゆうみん健康けんかうには有害いうがいで、不徳義ふとくぎなものである。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
醫者いしやまた自分じぶんもちひたねむぐすり比較的ひかくてきあたらしいもので、學理上がくりじやう睡眠劑すゐみんざいやう有害いうがいでないことや、またその効目きゝめ患者くわんじや體質たいしつつて、程度ていど大變たいへん相違さうゐのあることなどをかたつてかへつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
窃盗せっとう姦淫かんいん詐欺さぎうえてられているのだ。であるから、病院びょういん依然いぜんとして、まち住民じゅうみん健康けんこうには有害ゆうがいで、かつ不徳義ふとくぎなものである。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
故に上士の常に心を関するところは、尊卑そんぴ階級のことに在り。この一事においては、往々おうおう事情に適せずして有害ゆうがい無益むえきなるものあり。たとえば藩政の改革とて、藩士一般に倹約けんやくを命ずることあり。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)