“荀彧”の読み方と例文
読み方割合
じゅんいく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すぐ相府に出て、着京の由を届けると、曹操は、荀彧じゅんいく程昱ていいくのふたりをして、鄭重ていちょうに迎えさせ、翌日、曹操自身、彼を引いて対面した。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大きくいえば漢の荀彧じゅんいく曹操そうそうにおけるがごとしともいおうかネ。あの西郷も僕にいわすれば。やっぱりそうだ。薩摩さつまの壮士に擁せられ。義理でもない義理にからまれて。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)
許都を発するとき荀彧じゅんいくが毒をのんで死んだことなどが、なにか、丞相の心理に影響しているのではあるまいか、などとささやく者もいた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)