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すさま
ふりがな文庫
“すさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
凄
96.7%
悽
1.4%
凄然
0.5%
惨
0.5%
物凄
0.5%
荒
0.5%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
凄
(逆引き)
ただ
一呑
(
ひとのみ
)
と
屏風倒
(
びょうぶだおし
)
に
頽
(
くず
)
れんずる
凄
(
すさま
)
じさに、
剛気
(
ごうき
)
の
船子
(
ふなこ
)
も
啊呀
(
あなや
)
と驚き、
腕
(
かいな
)
の力を失う
隙
(
ひま
)
に、
艫
(
へさき
)
はくるりと波に
曳
(
ひか
)
れて、船は
危
(
あやう
)
く
傾
(
かたぶ
)
きぬ。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
すさま(凄)の例文をもっと
(50作品+)
見る
悽
(逆引き)
翌日
(
よくじつ
)
、
雨
(
あめ
)
の
晴間
(
はれま
)
を
海
(
うみ
)
に
行
(
ゆ
)
く、
箱根
(
はこね
)
のあなたに、
砂道
(
すなみち
)
を
横切
(
よこぎ
)
りて、
用水
(
ようすゐ
)
のちよろ/\と
蟹
(
かに
)
の
渡
(
わた
)
る
處
(
ところ
)
あり。
雨
(
あめ
)
に
嵩増
(
かさま
)
し
流
(
なが
)
れたるを、
平家
(
へいけ
)
の
落人
(
おちうど
)
悽
(
すさま
)
じき
瀑
(
たき
)
と
錯
(
あやま
)
りけるなり。
因
(
よ
)
りて
名
(
な
)
づく、
又
(
また
)
夜雨
(
よさめ
)
の
瀧
(
たき
)
。
逗子だより
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
すさま(悽)の例文をもっと
(3作品)
見る
凄然
(逆引き)
それより情死の事由を
列
(
つら
)
ね、更に一転してその苦痛と応報とを
陳
(
の
)
ぶ。「あやなき闇に
凄然
(
すさま
)
じや、
閻羅
(
えんら
)
と見ゆる夏木立」。
「桂川」(吊歌)を評して情死に及ぶ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
すさま(凄然)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
惨
(逆引き)
窓越しに仰ぐ青空は恐ろしいまでに澄み切って、無数の星を露出している。嵐は樹に
吼
(
ほ
)
え、窓に鳴って
惨
(
すさま
)
じく荒れ狂うている。世界は自然力の
跳梁
(
ちょうりょう
)
に任せて人の子一人声を挙げない。
愛と認識との出発
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
すさま(惨)の例文をもっと
(1作品)
見る
物凄
(逆引き)
武士の子という
誇
(
ほこり
)
はあったにしても、幾日も幾月もの間、小さい余吾之介は、その
物凄
(
すさま
)
じい幻に悩まされて、内証で
顫
(
ふる
)
えていたことを思い出したのです。
十字架観音
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
すさま(物凄)の例文をもっと
(1作品)
見る
荒
(逆引き)
寒さのとつつきのこの
空虚
(
からつぽ
)
な座敷の中は唯お互の心を一層
荒
(
すさま
)
しくさせるばかりだつた。
木乃伊の口紅
(旧字旧仮名)
/
田村俊子
(著)
すさま(荒)の例文をもっと
(1作品)
見る
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