“すさまじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
83.3%
凄然8.3%
可凄8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
現に只今も、独機八機現わるという想定のもとに、どすんどすんと空砲をはなって、猛練習であるが、そのすさまじい砲声を原稿にたくして送れないのが甚だ残念だ。
沈没男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
されば寶珠花屋八五郎は半四郎にむかさても/\先生は凄然すさまじき御力量哉加之そのうへ劔術は殊さら御熟練ごじゆくれんうかゞひ及び候が今少し貴方あなたが御早く御出あらばかりしにをしき事なりと申ければ半四郎は聞て某し今少し早く參らばよきにと云るゝは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かく可凄すさまじくもまた可恐おそろしき、大薩摩おほさつまたけなかばにくもつらぬく、大木たいぼくみきたかえだ綾錦あやにしきいとなみ、こゝにむすめきしが、もとよりところえらびたれば、こずゑましらつたふべからず、した谷川たにがはなり。
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)