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すさまし
ふりがな文庫
“すさまし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
凄
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
凄
(逆引き)
忽
(
たちま
)
ち起上りし直行は彼の
衿上
(
えりがみ
)
を
掻掴
(
かいつか
)
みて、力まかせに
外方
(
とのかた
)
へ
突遣
(
つきや
)
り、手早く雨戸を引かんとせしに、
軋
(
きし
)
みて動かざる
間
(
ひま
)
に又
駈戻
(
かけもど
)
りて、狂女はその
凄
(
すさまし
)
き顔を戸口に
顕
(
あら
)
はせり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
宮は見るより驚く
遑
(
いとま
)
もあらず、
諸共
(
もろとも
)
に砂に
塗
(
まび
)
れて
掻抱
(
かきいだ
)
けば、閉ぢたる
眼
(
まなこ
)
より
乱落
(
はふりお
)
つる涙に浸れる灰色の
頬
(
ほほ
)
を、月の光は悲しげに
彷徨
(
さまよ
)
ひて、迫れる息は
凄
(
すさまし
)
く波打つ胸の響を伝ふ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
この梅などは
全
(
まる
)
で
為方
(
しかた
)
が無い! こんな若い
野梅
(
のうめ
)
、
薪
(
まき
)
のやうなもので、庭に植ゑられる花ぢやない。これで熱海の梅林も
凄
(
すさまし
)
い。是非内のをお目に懸けたいでありますね、一日遊びに来て下さい。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
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