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掻掴
ふりがな文庫
“掻掴”の読み方と例文
読み方
割合
かいつか
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かいつか
(逆引き)
といいながら
突込
(
つッこ
)
むように
煙管
(
きせる
)
を
納
(
い
)
れた、仕事に
懸
(
かか
)
る
身構
(
みがまえ
)
で、
頭
(
かしら
)
は素知らぬ顔をして
嘯
(
うそぶ
)
きながら、揃えて下駄を
掻掴
(
かいつか
)
めり。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
忽
(
たちま
)
ち起上りし直行は彼の
衿上
(
えりがみ
)
を
掻掴
(
かいつか
)
みて、力まかせに
外方
(
とのかた
)
へ
突遣
(
つきや
)
り、手早く雨戸を引かんとせしに、
軋
(
きし
)
みて動かざる
間
(
ひま
)
に又
駈戻
(
かけもど
)
りて、狂女はその
凄
(
すさまし
)
き顔を戸口に
顕
(
あら
)
はせり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
抱くばかりにしたのだが、
余所目
(
よそめ
)
には
手負
(
てお
)
へる
鷲
(
わし
)
に、
丹頂
(
たんちょう
)
の
鶴
(
つる
)
が
掻掴
(
かいつか
)
まれたとも何ともたとふべき
風情
(
ふぜい
)
ではなかつた。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
掻掴(かいつか)の例文をもっと
(10作品)
見る
掻
漢検準1級
部首:⼿
11画
掴
漢検準1級
部首:⼿
11画
“掻”で始まる語句
掻
掻巻
掻込
掻合
掻廻
掻消
掻口説
掻取
掻分
掻乱
“掻掴”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
泉鏡花