“用水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようすゐ80.0%
ようすい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おほきな藁草履わらざうりかためたやうに霜解しもどけどろがくつゝいて、それがぼた/\とあしはこびをさらにぶくしてる。せまつらなつてたて用水ようすゐほりがある。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
と、雁首がんくびで、ねこひたひをぴしりとつた、ぎやつ、とさけぶと、ねこはすかひにんで、や、其處そこ用水ようすゐべりの田圃たんぼんだ。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かねて今宵こよいのことをもくろんでいる裏切うらぎり者は、夕方の炊事かしぎどきを見はからって、とりで用水ようすい——山からひく掛樋かけひ泉水せんすい井戸いど、そのほかの貯水池ちょすいちへ、酔魚草すいぎょそう、とりかぶとなどという
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)