“霊枢”の読み方と例文
旧字:靈樞
読み方割合
れいすう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抽斎の医学上の著述には、『素問識小そもんしきしょう』、『素問校異』、『霊枢れいすう講義』がある。就中なかんずく『素問』は抽斎の精をつくして研窮した所である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
霊枢れいすうきやうといふともわがどちはきやうとな云ひそとのらしけるらし病むひとのため
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
それの歳多紀茝庭たきさいていの発会の日に、蘭軒の嫡子榛軒は酒をかうむつて人と争つた。柏軒はこれを聞いて、霊枢れいすう一巻を手にして兄の前に進み、諫めて云つた。人には気血動くの年がある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)