“落物”の読み方と例文
読み方割合
おとしもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秩父の山でこの懐しい植物に遭おうとは夢にも思っていなかったのである。南日君の来るのを待って、あった、あったと落物おとしものを探し出しでもしたように見せびらかす。南日君も喜んだ。
奥秩父の山旅日記 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「吉井君の手当をしに来た時、博士は落物おとしものをして行きました。それはヘリウム瓦斯ガスの受取書でした。なんのためにヘリウム瓦斯ガスが必要でしょう? 気球バルーンなのです。気球バルーンを使ったのです」
廃灯台の怪鳥 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)