広告気球バルーン)” の例文
が、間もなく三十五、六フィートも捲き込まれたと思う頃、広告気球バルーンの下降を中止さして、司法主任に声を掛けた。
デパートの絞刑吏 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
ここで喬介は、一寸言葉を切って、改めて広告気球バルーンを振り仰ぎながら、一段と声を高めて話し始めました。
デパートの絞刑吏 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
その露台では、今まさに大きな灰色の広告気球バルーンが、その異様な姿態をさらけ出して、愉快な青空の中へ、むくむくと上昇し始めていた。私は思わず息を吸い込んだ。
デパートの絞刑吏 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)