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球
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だま
ふりがな文庫
“
球
(
だま
)” の例文
そしてガラス
球
(
だま
)
のような、
冷
(
ひ
)
ややかに
光
(
ひか
)
る
目
(
め
)
でじっとそれを
見
(
み
)
ていましたが、やがて
舌打
(
したう
)
ちをして、いまいましそうにいいました。
消えた美しい不思議なにじ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「嘘を
吐
(
つ
)
け、またはじめた。大方、お前が目の前で、しゃぼん
球
(
だま
)
のように、ぱっと消えてでもなくなったろう、不思議さな。」
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「寒月というのは、あのガラス
球
(
だま
)
を
磨
(
す
)
っている男かい。今の若さに気の毒な事だ。もう少し何かやる事がありそうなものだ」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
僕のポッケットの中からは、見る見るマーブル
球
(
だま
)
(今のビー
球
(
だま
)
のことです)や鉛のメンコなどと一緒に二つの絵具のかたまりが掴み出されてしまいました。
一房の葡萄
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
特に軽快な引き
球
(
だま
)
などのできるとできないは主としてこの手首の自由さに係わるように思われるのである。
「手首」の問題
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
▼ もっと見る
ゴム
球
(
だま
)
のやうに張つた女の乳房に「豊年だ。豊年だ」を唄ふことは到底詩人以外に出来るものではない。
文芸的な、余りに文芸的な
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
これは特種の赤ペンキをタップリ含んでいるピンポン
球
(
だま
)
ぐらいの
小球
(
しょうきゅう
)
にして、叩きつけると、すぐ、壊れるものなり。携帯に便にして、ポケットに四つや五つ忍ばせても大丈夫なり。
発明小僧
(新字新仮名)
/
海野十三
、
佐野昌一
(著)
象牙
球
(
だま
)
の腹部の
内
(
うちら
)
側に
頌歌
(新字旧仮名)
/
富永太郎
(著)
たまたま
髪
(
かみ
)
の
毛
(
け
)
の
間
(
あいだ
)
から
血
(
ち
)
の
気
(
き
)
のない
顔
(
かお
)
が
現
(
あらわ
)
れたかと
思
(
おも
)
うと、ガラス
球
(
だま
)
のように
光
(
ひか
)
った
目
(
め
)
が、
氷
(
こおり
)
のように
冷
(
つめ
)
たくあたりを
見
(
み
)
まわしていたのであります。
消えた美しい不思議なにじ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しゃぼん
球
(
だま
)
ではねえよ。
真円
(
まんまる
)
な手毬の、影も、草に映ったでね。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「これは、また、なんということだ。」と、
姉
(
あね
)
はいまいましそうに、ガラス
球
(
だま
)
のような
冷
(
つめ
)
たい
目
(
め
)
を
光
(
ひか
)
らして
闇
(
やみ
)
の
中
(
なか
)
から、それらのおもしろそうに
遊
(
あそ
)
んでいる
人
(
ひと
)
たちをにらみました。
消えた美しい不思議なにじ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“球”の意味
《名詞》
(キュウ)立体図形で、その表面が、ある1点から等距離にあるもの。
(キュウ 図形)空間上のある1点から等距離にあるすべての点の集合である球面とその内部にある点からなる集合。一般には3次元空間にあるものを指す場合が多い。
(出典:Wiktionary)
球
常用漢字
小3
部首:⽟
11画
“球”を含む語句
眼球
琉球
地球
野球
撞球
軽気球
球形
球根
蹴球
電球
球突
地球儀
地球上
輕氣球
庭球
琉球人
撞球場
水球
球乗
籠球
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