頌歌しょうか
鋼の波に アベラール沈み 鉛の艫に エロイーズ浮む 骸炭は澪に乗り 直立する彼岸花を捧げて走り 『死』は半ば脣を開いて水を恋ひ また燠を霊床とする すべては緑礬のみづ底に息をつく 象牙球の腹部の内側に …
題名が同じ作品
頌歌 (旧字旧仮名)ポール・クローデル (著)