トップ
>
『「手首」の問題』
ふりがな文庫
『
「手首」の問題
(
「てくび」のもんだい
)
』
バイオリンやセロをひいてよい音を出すのはなかなかむつかしいものである。同じ楽器を同じ弓でひくのに、下手と上手ではまるで別の楽器のような音が出る。下手な者は無理に弓の毛を弦に押しつけこすりつけてそうしてしいていやな音をしぼり出しているように見 …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「中央公論」1932(昭和7)年3月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約20分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
尻
(
じり
)
耶蘇
(
やそ
)
球
(
だま
)
相剋
(
そうこく
)
風呂
(
ふろ
)
鋸
(
のこぎり
)
釈迦
(
しゃか
)
過中
(
かちゅう
)
轢音
(
れきおん
)
趨勢
(
すうせい
)
蒼生
(
そうせい
)
素人
(
しろうと
)
竹刀
(
しない
)
眩惑
(
げんわく
)
上手
(
じょうず
)
生涯
(
しょうがい
)
玄人
(
くろうと
)
手綱
(
たづな
)
愛嬌
(
あいきょう
)
弟子
(
でし
)
弛緩
(
しかん
)
孔子
(
こうし
)
和弦
(
かげん
)
下手
(
へた
)