“趨勢”の読み方と例文
読み方割合
すうせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで、各地方でこういう風の日々変化の習性に通じていれば、その変化の異常から天気の趨勢すうせいを知る手がかりが得られるわけである。
海陸風と夕なぎ (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
さればいやしくも社会の表面に立ちて活動せんと欲するものは、政治家であれ、実業家であれ、教育家であれ、絶えず時代の趨勢すうせいに着目して
我輩の智識吸収法 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
生贄の是認せらるべき趨勢すうせいは有りもしようが、觳觫こくそくたる畜類の歩みなどを見ては、人の善良な側の感情から見て、神に献げるとは云え
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)