“半開”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんびらき42.1%
はんびら36.8%
はんかい21.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
車は通らず、雨傘も威勢よくポンと轆轤ろくろを開いたのでは、羽目へ当って幅ったいので、湯の帰りにも半開はんびらき、春雨さばきの玉川ざし
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
秀夫は婢にいて狭い廊下をちょと往くと、行詰ゆきづまりの左側に引立てになったふすま半開はんびらきになったへやがあった。婢は秀夫をその中へ案内した。
牡蠣船 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
『まあ見事みごと百合ゆりはな……。』わたくしおぼえずそうさけんで、巌間いわまからくびをさししていた半開はんかい姫百合ひめゆり手折たおり、小娘こむすめのように頭髪かみしたりしました。