“はんびらき”の漢字の書き方と例文
語句割合
半開100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
急いで流せば、こんな静かなところだからそれと音をさとられるので、排水弁はいすいべん半開はんびらきとし、ソロソロと園長の溶けこんだタンクの内容液を流し出したんです。しかしそれは一つの大失敗を残しました。
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
明けて入るのを、小間使こまづかいが、あれといって、手を突く間もなく、一人が背後うしろからぴッたり閉めた。雨戸は半開はんびらきのまま、朝がけのいくさ狼狽うろたえたような形。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ちやうどいまあめれたんだけれど、じやかさ半開はんびらきにして、うつくしいかほをかくしてつてる。
迷子 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)